建設コンサルタントの年収ランキング

建設コンサルタントの年収 建設コンサルタントとは
建設コンサルタントの年収

これから建設コンサルタントに就職しようと考える方や、建設コンサルタントに転職しようと考えている方にとって、建設コンサルタント職員が一体どれくらいの年収をもらっているのか気になっているかと思いますので、調べてランキングを作成してみました。

ブログの運営者である建くんは建設コンサルタント職員だったので、私の年収を公開すれば良いのですが、まだ定年退職して間がないので身バレしたくないのでごめんなさい。

建設コンサルタントの年収ランキング

さて、いきなり、建設コンサルタントの年収ランキングを発表していきましょう。データは、有価証券報告書に記載事項の【従業員の状況】に提出会社の状況として平均年間給与(円)が必ず記載されており、その数値を並べています。

1位はE・Jホールディングス(株) 897万円

E・Jホールディングス(株)という会社は、エイト日本技術開発(株)が中核となって日本インフラマネジメント(株)、(株)近代設計など多くのグループ会社を有するグループを統括運営する会社です。グループ会社の方向性を決めるなど経営の頭脳集団が集まっているので、人数も少なく高齢になっています。という理由から、建設コンサルタントの職員の年収として表記するのは少し違うかなぁ。と思いましたが、参考に見ていただければいいかなと思います。
エイト日本技術開発(株) のHPをみると年代別の平均年収が記載されていました。
・20歳代  518.9万円
・30歳代  657.9万円
・40歳代  936.2万円
・50歳代 1014.0万円
・60歳代 1011.8万円(65歳定年制)
この平均年収からみるとホールディングスの社員並みの平均年収かもしれません。

2位は(株)構造計画研究所 861万円

(株)構造計画研究所を建設コンサルタントの年収に掲載するのが良いか悩んだ会社です。なぜなら、構造計画研究所は建設コンサルタント登録していないからです。しかし、事業内容は、建設コンサルタントに密接にかかわりあいのある耐震解析システムなどを多数開発・販売をしており、建設コンサルタントに従事している方だとお世話になったと思われるからです。

3位は(株)建設技術研究所 859万円

(株)建設技術研究所は、建設コンサルタントの中でもビッグ3に入る会社です。さらに、建設コンサルタントのベースアップを先導するような高給取りの会社との噂でも有名です。役付きの方は1,000万円超えではないのと噂されています。建設技術研究所のHPを見ていると下図が掲載されていました。40歳代で1,100万円超えしています。さすが、建設コンサルタントのトップランナーと噂されるだけのことはありますね。噂でなく現実です。さて、50歳代だといくらもらっているのでしょう。気になりますね。

出典:建設技術研究所のHPから抜粋(http://www.ctie.co.jp/recruit/environment/#salary)

4位は人・夢・技術グループ(株)(長大) 800万円

表記は人・夢・技術グループ(株)としていますが、数値は(株)長大(2020.9決算)のものです。2021年10月からグループ経営に代わっています。長大と云えば、明石海峡大橋をはじめとして本四架橋に多く携わった長大橋に強い会社です。最近は、色々な事業分野に拡大しているようです。びっくりしたのは、インドネシアで現地企業と共同で小水力発電事業を開始したとニュースでした。

5位は(株)NJS 784万円

(株)NJSは、上下水道分野に強みを持つ企業です。いち早く70歳定年制を採用しています。募集要項に総合職のみの平均年収が909万円(2020年期実績)と記載されています。

6位はDNホールディングス(株) 773万円

DNホールディングス(株)は、大日本コンサルタント(株)と(株)ダイヤコンサルタントが2021年7月に経営統合した会社です。もともと違う給与体系だったのに経営統合したら同じ給与体系になるのでしょうか。

7位は日本工営(株) 716万円

日本工営(株)は、国内最大手の建設コンサルタントです。日本工営(株)のHPにはモデル賃金について記載がありませんでした。

グループ会社の玉野総合コンサルタント(株)の中途採用情報を見ると下記の記載がありました。
日本工営(株)は、玉野総合コンサルタントの親会社ですので、下記のモデル賃金より高いのは間違いないと思いますので参考程度にしてください。
・年収イメージ ※本社勤務、賞与3.8ヶ月、残業30時間/月の場合
(25歳、未婚、実家:445万円)
(30歳、既婚、賃貸、子供1人:530万円)
(35歳、既婚、持ち家、子供2人:600万円)
(40歳、技術士取得:700万円、技術士未取得:660万円)
(45歳、技術士取得、課長:780万円)

8位は(株)オリエンタルコンサルタンツホールディングス 716万円

(株)オリエンタルコンサルタンツホールディングスは、オリエンタルコンサルタンツとオリエンタルコンサルタンツグローバルなどをグループ会社としたホールディングスです。経営の中核を担っており従業員が11名で構成されています。その平均年収なので比較するには問題があると思います。

出典:各社の有価証券報告書より抜粋です。平均年収は、総合職、一般職含めての平均年収です。

パシフィックコンサルタンツ(株)

パシフィックコンサルタンツ(株)は、非上場会社なので平均年収を公表していません。そこで、ホームページを見ていると中途採用の募集要項に下記のようなモデル賃金の記載がありました。参考になるかと思い掲載しました。
大卒  正社員経験10年
年収 約700万円(残業月45時間・賞与年間4.0ヶ月を想定した場合)
※月額基本給342,500円
30歳前半の年収なので結構いい年収をもらっていますね。

まとめ

建設コンサルタントの年収ランキングでは、E・Jホールディングスの896万円がトップでした。
実質的な建設コンサルタント職員の年収トップは、(株)建設技術研究所で859万円です。また、総合職は、40歳代で1,100万円超えしているので建設コンサルタントの年収トップ会社と云ってよいでしょう。
年収ランキングというタイトルですが、ランキングになっていませんね。ほんの少しでも参考になればと思い投稿します。

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